スズメバチの女王の生態

スズメバチの女王

春が近づくと一際大きい5cm程のスズメバチが出てきます。

迫力はありますが、刺激しなければ手に乗せられる程大人しいです。

女王の毒針は卵管が発達して産卵に適した形に進化しているため、他の働きバチに比べるとお尻が長い事がわかります。産卵できるように進化しているとはいえ、毒はあるので刺されると大変危険です。

ミツバチとスズメバチの女王蜂の違い

また、ミツバチとスズメバチの女王選別には大きな違いがあります。ミツバチの女王は、「王台」という特別な部屋で生まれ、卵から大切に育てられて女王になります。その一方、スズメバチは幼虫の頃、栄養をたくさん取り入れることで、数あるメスバチの中で産卵機能を持った幼虫が選ばれ、女王蜂に育ちます。ゼロから巣を使った創設者である女王を第一女王と呼ぶとすると、女王フェロモンが機能して産卵機能を持った第二、第三の新女王が増え、時期や巣の規模によって蜂の個体数を調整または抑制をしています。

つまり、ミツバチの女王は産まれながらにして女王であり、スズメバチの女王は、成長する過程で女王となっています。